他の矯正専門医での矯正治療が終わったのにうまくかめない(かみにくい)20代男性からの治療依頼(矯正治療のやり直し)
2022.08.19
矯正治療を受ければ必ず咬み合わせが良くなるとは限りません。治療のやり方によっては矯正治療前よりも咬み合わせが悪くなる場合もあります。
他の矯正専門医にて幼少期より10年近く矯正治療を受けた後、しばらくしてから咬み合わせの不具合を感じて当院を受診された患者様(20代男性)です。
見た目には綺麗な歯並びですが、奥歯はあまりかめていないようです。
この患者様の場合は銀歯なども無く、ご自分の歯が綺麗に残っていたので矯正を始めからやり直すことにしました。
矯正治療中
治療後は患者様も『見た目はほとんど変わらないのに、ものすごくかみ易くなった!』と驚いていました。
治療前 治療後
今回の患者様は、歯の磨り減りが少なく骨格の条件も比較的良かったので、オールセラミックスなどを用いた咬み合わせ治療等は必要ありませんでした。
最近では、他の歯科医院で矯正治療(マウスピース矯正を含む)を受けた患者様からの治療やり直しのご相談が増えています。とくにマウスピース矯正を受ける際に、前場の歯と歯の間を削り過ぎてしまっているケースもよく見かけますので注意が必要です。