古い前歯の白い歯(メタルボンドセラミックス)を綺麗にしたい30代女性からの治療依頼(オールセラミックス+マイクロエンド)
2024.05.08
今回の患者様は、以前他の歯科医院で入れた白い歯の見た目が気になり来院された30代女性です。痛みは全く無いそうです。
向かって左上2番目の前歯が古いセラミックスです。
治療前
古いセラミックスは、昔一般的に使われていたメタルボンドと呼ばれる裏側を金属で補強したものです。色や形なども満足いくものではないため、きちんと作り直したいそうです。神経は取り除かれて、太い金属の土台が差し込まれていました。
セラミックスと金属の間に隙間が生じています。
太い金属の土台を外した状態です。隣の歯にも虫歯ができています。
歯の根の治療も不十分であったため、CTとマイクロスコープを用いた精密な再治療を行いました。
再治療前
再治療後
根の再治療後にファイバー製の土台を装着し、歯の色と形態を確認します。
治療前 治療後
歯の色や形も、精密な仮歯を用いることにより、患者さまの希望に沿うものができました。
今後は奥歯に入っている銀歯を、少しずつ綺麗にしていきたいそうです。
古い銀歯や差し歯は、痛みが無くても虫歯になってしまっているケースが多いです。痛みが出てしまったら、神経を残せない可能性が高くなります。
気になる方は、早目の精密検査をお勧めします。