歯の神経は取らないで下さい! なぜなら歯の寿命が短くなってしまうから・・・
2015.07.18
先日、歯の根(神経)の治療についてお話ししましたが、
渡辺通さとう歯科・矯正歯科では、そもそも歯の神経を取るという治療をほとんど行いません。
なぜなら虫歯が大きくても、何もしない状態でズキズキしたひどい痛みが無ければ『神経保存処置』を行うからです。
顕微鏡を使用して虫歯の部分のみを慎重に削り取り、もしも歯の神経が露出してしまった場合は、特殊なお薬とレーザー治療にて神経を保存します。
治療後にひどい痛みが出たという患者様はいらっしゃらないようです。
そのため渡辺通さとう歯科・矯正歯科で行う歯の根の治療は、過去に他の歯科医院で神経を取った歯の再治療(治療のやり直し)ばかりです。
通常の歯科治療では、歯の神経を簡単に取ってしまう傾向が見られます。
神経を残す治療は精密な作業になるため、どうしても治療時間がかかってしまいます。
しかし大切な歯の神経は一度取ってしまうと、当然ですが二度と元に戻すことはできません。
歯の神経は、そんなに簡単に取ってしまうべきものではありません。
神経を取れば冷たいもので歯がしみたりはしなくなります。
その反面、虫歯ができても痛みを感じないため発見が遅れてしまったり、
銀歯が外れたままでも放置してしまい最悪抜歯に至るケースも少なくありません。
前歯などでは変色が大きな問題にもなるでしょう。
歯の神経を取ると根の物理的強度も落ちてしまうため、精度の低い銀の土台や銀歯を入れるとますます割れやすくなります。
神経を取って銀歯を被せた歯が生涯残る確率は極めて低いでしょう。
治療は初めが肝心です。
少しでもご自分の歯を長持ちさせることができる治療方法を選択するべきではないでしょうか?
福岡県福岡市中央区天神・博多の矯正歯科
渡辺通さとう歯科・矯正歯科での歯の根の治療についてはこちら>>http://satosikaiin.com/topics/1246/