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お知らせ

いつ歯を磨きますか?

2018.11.14

Q1. 1日何回歯を磨きますか?

 

 

厚生労働省の調査によると、1日の歯磨き回数は年々増加し、現在では約75%に人が1日2回以上(1日2回と3回以上を合算)歯を磨いていて歯磨きへの意識は高いことがわかります。

 

図1. 1日の歯磨き回数

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しかしながら、同じく厚生労働省の調査によると、今でも成人のほぼ100%が虫歯を経験し、35歳以上の8割が歯周病に罹患しています。

 

 

Q2. 磨き残しがあることで、なぜ虫歯ができるのか?

 

虫歯は口の中にいる微生物(細菌:主にストレプトコッカスミュータンス菌)の働きによって、歯が溶かされる病気です。そして、虫歯は、多くの原因が複雑に関係して発生します。

歯の周りにいる微生物(主にプラーク)の中には善玉菌もいれば悪玉菌も存在し、悪玉菌の量が増えると虫歯になりやすくなります。さらに、その悪玉菌が主に砂糖を栄養源として歯を溶かす酸を作り始めるので、この状態が長く続くと歯が溶かされ虫歯になるのです。プラーク(歯垢)は24時間ぐらいで成熟した状態になるので、一日一回は念入りに歯磨きする習慣を身につけましょう。

 

 

Q3. 磨き残しがあることで、なぜ歯周病(歯槽膿漏)がおきるのか?

 

歯周病は、歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(歯を支えている骨)など歯の周りの病気です。原因は、言うまでもなくプラーク(細菌の塊)です。磨き残しなどの歯磨き不足があると、歯と歯ぐきの境目に汚れプラーク(歯垢)がたまり、放っておくと歯ぐきが腫れたり、出血を伴う歯肉炎(歯ぐきの病気)になります。この段階なら100%治りますが、更に放っておくと歯垢を形成している細菌が歯槽骨を溶かし始め歯周病(骨の病気)となります。ひどくなると、歯が揺れだし噛めなくなり抜けてしまうこともあります。歯周病になってしまうと、歯槽骨がある程度溶けてしまっているので完治することはありませんが治療と適切な歯磨きで進行を食い止めることは可能です。今からでも遅くありません。あなたの努力次第で歯の延命が図られるわけです。歯周病は細菌の病原性(種類・質・量)と歯ぐきの抵抗力のバランスにより発生します。お口の中には300種類以上細菌が存在し、その10数種類が歯周病の原因菌です。歯ぐきの抵抗力にもよりますが、その歯周病菌の量が増えることが発生に最も大きく関与しているのです。歯の周りの清掃状態が歯周病に大きく関係しています。歯周病菌は、概ね24時間程で成熟して悪さを始めるので、その間に細菌を歯ブラシで落とすことが歯周病対策として重要になります。

 

 

Q4. 歯とお口の中のケアに適した時間(タイミング)はいつ?

 

食後は30分以上あけてから歯を磨くことがポイントです。食後は歯の表面を強化しているミネラル(カリウム・リン)が溶け出し、歯の表面が柔らかくなっているため、すぐに歯を磨くと歯の表面が傷つく恐れがあります。歯と歯ぐきをケアする唾液の能力がもっとも高まるタイミングは、食後30〜60分です。唾液の力で歯の表面を元の状態に戻す(再石灰化)ので、そのタイミングを待ちましょう。

 

図2. 1日の中の唾液分泌量の変化

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また就寝中は唾液分泌が減少し、細菌が増殖しやすくなります。磨き残しのプラーク(歯垢)が多いと、虫歯や歯周病のリスクが非常に高くなります。歯垢が爆発的に増えるのは、唾液の分泌が少ない就寝中です。そのため、起床後すぐの歯磨きも有効であると言えます。また歯磨きのタイミングとしては、毎食後もさることながら、就寝中に歯周病菌などの口腔内細菌が増殖することを考えれば、就寝前にしっかり磨いておくことも大切です。しかし、1日5回しっかり歯磨きをする時間がない方も多いでしょう。忙しくても、せめて就寝前だけは毎日しっかり歯磨きをする習慣を身につけていただければ良いと思います。

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