長年歯並びなど口元にお悩みを抱えた50代男性からの治療依頼です。

他の歯科医院にも相談されたそうですが、納得できる回答を得ることはできなかったそうです。

確かに、歯並びの問題だけでは無く、著しい歯茎下がり（歯肉退縮）や生まれつき余分な歯が骨の中に埋まっている（先天性埋伏過剰歯）、歯の根と顎の骨が癒着しているため通常の矯正治療で歯を動かすことができない歯（骨性癒着歯）、虫歯などですでに抜かれてしまっている歯（欠損歯）など問題は山積みでした。

患者様との念入りなカウンセリングを繰り返し、治療計画を決定しました。

途中コロナ禍のため関東からの通院が困難になるなど、多くの試練を乗り越えて無事治療を終了することができました。

治療前

矯正治療中

癒着してしまっている歯は、外科的脱臼させることによりある程度移動させることに成功しました。

矯正治療終了後

右下にはインプラントを埋入しました。

審美性などを考慮して、患者様には歯肉退縮に対する歯茎の移植をご提案しましたが、患者様の希望により歯茎の移植手術は行いませんでした。

オールセラミックスによる精密な咬み合わせ治療後

遠方からの通院でしたが、患者様の治療に対する協力度も高く、良い結果を出すことができました。

患者様も、治療の仕上がりには大変満足されていました。

今後も福岡への旅行がてら定期的にメンテナンスに来て下さるそうです。

当院としても末永く全力でサポートさせていただきます。