経験と勘ではなく、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いて『目で見て確認』して行う精密根管治療
2021.06.01
根管治療とは、わかりやすく言うと歯の根の中を掃除する治療です。
これには悪くなってしまった歯の神経を取り除く治療も含まれます。
しかし一般的な歯医者さんで行われている根管治療は、経験と勘だけに頼っています。
何故なら、肉眼では見えない細く暗い歯の根の先を針のような器具で処置しているからです。
神経を取った歯に痛みが残っている,もしくは以前神経を取った歯が数年後に痛くなった場合は,治療の精度に問題があるかもしれません。
赤い矢印の部位は、歯の根の先から薬がはみ出し、炎症を起こしているようです。
根の先からはみ出し,汚染された薬を取り除くのは難しいことが多いです。
しかし、マイクロスコープを用いて『しっかり目で見ながら』処置すれば、治療の精度は格段に高くなります。
レントゲンだけでは、根の先にわずかに残っている汚染された薬を確認することはできません。
実際の治療の動画はこちら>>https://youtu.be/SGx2xKhJNsY
この後に、仮歯で暫く様子を見て問題がなければ、セラミックスを被せて終わります。
もしも改善しないようであれば、根尖切除等の外科処置を検討します。