歯ぐきが下がってきた時の治療法|歯ぐきの移植について|大人の矯正歯科
2017.04.13
大人の方で最近歯ぐきが下がってきて、お悩みの方も多いのではないでしょうか?
歯ぐきが下がってきて困る事として、5つの事が考えられます
1. 歯と歯の間に食べ物が挟まる
2. 歯と歯の間の隙間が目立ち、黒く見える(ブラックトライアングル)
3. 歯が長く見えて見た目が悪い
4. 歯の根は敏感なので露出すると冷たいものがしみやすくなる(知覚過敏)
5. 神経を取った歯の差し歯の付け根が黒く目立つ
1・2に対しての治療法は、歯の形態を変える事によって解決する事ができます。
しかし、3・4・5に関しては、神経を取ったり差し歯を変えるだけでは、解決になりません。
そうした場合に有効な治療法が、歯ぐきの移植です。
特に大人で矯正治療を受けた方は、歯ぐきが下がりやすくなっています。
下の写真はこれから矯正治療を受ける患者様ですが、明らかに歯ぐきが薄い部位があります。
緑↓の歯2本は矯正治療によって確実に歯ぐきが下がってきます
大人の方で矯正治療を受けられた方は、前歯の歯ぐきが下がって根が露出してしまうと見た目も良くありません。
そういった場合、渡辺通さとう歯科・矯正歯科では歯ぐきの移植を行います。
特に矯正治療の影響で大幅に歯ぐきが下がる可能性が高い症例では、矯正治療前に歯ぐきの移植を行います。
上顎の裏側の歯ぐきを切り取り、歯ぐきが下がっている歯の根に被せて縫い付けます。
手術中の写真
その後すぐに矯正治療開始
治療前 矯正・移植治療後
この手術により知覚過敏が改善され冷たいものがしみにくくなり、見た目もきれいになります。
手術と聞くととても痛そうですが、手術を受けた患者様に痛みについて伺うと、痛みはほとんど無いそうです。
歯がしみるからと歯の神経を取って長い差し歯を被せてしまうよりは、ご自分の歯を守ることができる良い治療法のひとつだと思います。
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