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お知らせ

矯正治療で歯を抜く前に知っておくべき5つのこと

2017.05.12

矯正治療で歯を抜く方針になった場合に知っておくべき5つのことについてご説明します。

 

1:本当に歯を抜かないと治療ができないのかを確認する。

矯正治療で抜歯の必要がある場合は、顎が小さいため全ての歯が並びきれないか歯が前に出ているため後ろに引っ込める必要がある場合です。しかし、歯の移動距離が3ミリ以下であれば歯を抜かずに歯と歯の間を削る(スライスカット・ディスキング・IPR)ことによって解決する事ができます。ここで大切なのは歯を削る部位と量を矯正治療前の設計模型(セットアップモデル)で正確に把握しておく事です。できればデジタルではなく、正確な石膏模型が良いです。不用意に歯と歯の間を削りすぎると根が近づきすぎるため、歯ぐきの炎症が起こります。また、歯を抜かずに無理に矯正治療を行うと顎の骨から歯が飛び出してしまいます。当院では片側だけ抜歯や片顎だけ抜歯するケースも多くあります。歯科医師の感に頼るのではなく、正確な設計模型(セットアップモデル)による診断が必要です。

 

2:絶対に抜く歯は小臼歯でなければいけないのかを確認する。

便宜抜歯(矯正治療をする上で都合の良い歯を抜く)は、一般的に小臼歯(前から数えて4、5番目)を抜く事が多いです。理由はそれが一番簡単だからです。しかし当院では可能な限り神経の無い歯や大きな銀歯の入っている歯を優先的に抜歯します。矯正治療の難易度は増しますが、将来のリスクを考えると、やはり健康な歯を残すべきであると考えます。

 

3:いきなり歯を抜かない。

健康な歯は歯の根と骨がしっかりとくっついているため、簡単には抜けません。無理に力任せに抜歯をすると、歯の根の先端が折れてしまう事もあります。理想的には、まず抜歯する予定の歯に1ヶ月程度矯正力をかけ、歯がグラグラと揺れ出してから抜歯すると歯ぐきや骨への負担も少なく痛みもありません。矯正治療を始める前に、いきなり他院で歯を抜くのはあまりお勧めできません。

 

4:歯を抜いた部位の隙間の問題を理解しておく。

歯を抜いた部位は矯正治療後にわずかですが隙間が空きやすいです。矯正治療後の保定(固定)方法も含めて、隙間が空いた場合の対処はどのように行うのかを、矯正治療前に担当医に確認しておきましょう。

 

5:矯正治療のために健康な歯を抜く事は保険が利かない。

矯正治療のために健康な歯を抜く事は、どこの歯科医院でも法的に保険適用外です。自費診療となるため、費用などは事前に担当医に確認しておきましょう。

 

まとめ

歯並びとかみ合わせを治療するために、止むを得ず歯を抜く事は少なくありません。

しかし、健康な歯を抜いて矯正治療するのであれば、失敗は絶対に許されません。

矯正担当医と治療前に十分話し合って、後悔のない治療を受けましょう。

 

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