矯正治療が終わってから大切なこと
2016.02.01
矯正治療が終了した段階では、機能的にきちんと咬むことができません。
必ず咬み合わせの修正が必要となってきます。
なぜならすり減ってしまった歯や、古い銀歯では新しい歯並びと調和できないからです。
患者さん自身は、自分は咬めていると思うかもしれませんが実際には奥歯が接触しているだけです。
ひどいケースでは、『今は奥歯が当たっていなくても、矯正装置を外せば自然と歯が当たって咬めるようになるから大丈夫!』などと説明する歯科医院もあるようです。
しかし残念ながら、そのほとんどが良くない咬み合わせであると言えます。
奥歯が当たっているだけと、機能的に咬めているのは明らかに違います。
機能的に咬むことができないまま放置していると、歯周病や虫歯、顎の痛みなどが悪化する可能性が高くなります。
しかもその症状が現れるのは矯正治療終了後3〜5年経過してからのケースが多いようです。
わかりやすいのは歯並びの崩れです。
せっかく時間と費用をかけて治した歯並びが、何年もたたずに崩れてしまいます。
その理由は、良くない咬み合わせのまま矯正治療を終了しているからです。
更に矯正治療後も咬み合わせは微妙に変化していくものですから、メンテナンスは絶対に必要です。
メンテナンスの際に、徹底したクリーニングと咬み合わせの調整、確認を行います。
矯正治療後に全く歯医者に通っていない方もいらっしゃるようですが、それは非常に危険です。
矯正治療を受けた歯科医院で継続的にメンテナンスを受け続けることが理想でしょう。
なぜなら矯正治療前のあなたのお口の中の状況を、きちんと把握しているからです。
こんなに頼もしいことはありません。
しかし、そこまでの治療とアフターケアがきちんとできる歯科医院が少ないのも事実です。
生涯にわたり信頼して通い続けることができる歯科医院を見つけることができれば、きっと安心ですね。
福岡県福岡市中央区天神・博多の矯正歯科
渡辺通さとう歯科・矯正歯科での大人の矯正歯科についてはこちら>>http://satosikaiin.com/orthodonties/